프로젝트2025年11月9日
法律事務所の内装にもコンセプトが重要な理由 - STAR法律事務所プロジェクト①
著者 · SPACEBASE

「カフェのような業務空間にしてください。」この一言が、法律事務所オフィスの内装依頼から出てきたとしたら、どんな思いが浮かぶだろうか。容易には思い描きにくい絵かもしれない。今回のプロジェクトの主役は、新しい法律文化を築いていくSTAR法律事務所である。新しいイメージを通じて顧客と対話したいと考えるなら、今回の記事をご覧いただきたい。

法律事務所の内装、「カフェのようなオフィス」を想像する
法律相談といえば、多くの場合は堅苦しく、難しい用語のせいで距離を感じてしまうものだ。STAR法律事務所(以下STAR)は、こうした枠を打ち破り、誰もが気軽に近づける相談サービスを目指している。新しいソウルオフィスを計画していたSTARは、この価値観を空間からも自然に感じられることを望んだ。 従来の法律事務所とは異なり、若く柔軟な感覚、カフェのように温かい雰囲気のオフィス を望んだのだ。

SPACEBASE(以下SPACEBASE)は、その答えを 「コンセプトとストーリー」 に見いだした。今回のプロジェクトを担当したキム・ヨンウンデザイナーはこう語る。
「結局のところ、STARが空間を新たに整えようとする理由も、華やかさを際立たせるよりは、堅苦しい法律事務所の雰囲気から抜け出そうとする意図 があるのだと理解するようになりました。」
クライアントが望む本当の意図を見つけ出し、それに合った方向性を定めていったのである。こうして、堅苦しい法律相談空間ではなく、新しい始まりを迎える温かい空間 が完成した。
STAR法律事務所のソウルオフィスプロジェクト

STAR法律事務所のソウルオフィスは、初めて首都圏地域に拡張された拠点であった。
STAR法律事務所は、どのような悩みを抱えて作業を依頼されたのでしょうか。
STAR法律事務所のデザインチームがSPACEBASEのホームページをご覧になり、内装入札への参加可否についてお問い合わせくださいました。STARは大邱で始まり、釜山と大田へと拡張してきた法律事務所で、私たちにご連絡くださった当時は、ソウルへの拡張を計画している時期でした。
ソウルに初めて事務所を構えるということもあり、対話が円滑で信頼できるパートナーと共に進めたい というニーズが大きくありました。
ソウル訪問の際、STARの経営チームとデザインチームの担当者お二人が、直接三社の内装会社を訪ねてこられたそうです。会社ごとの雰囲気を直接感じ取るためでした。そのとき、私たちの業務の雰囲気が最も活気にあふれ明るく、最初に私たちへの信頼が湧いた とのことです。

STARは堅苦しい法律事務所のイメージから抜け出し、新しいイメージを与えられる「カフェのような空間」で顧客と対話することを望んだ。
STARは大邱の頃からすでに 「堅苦しい法律事務所」のイメージを脱ぎ捨てたいという明確な方向性 を持っていました。顧客に新しい感覚の空間を見せようとするところでした。そのため、今回のソウルオフィスもまた、会社らしさよりも「カフェのような空間」をつくりたい というのが核心的な要望でした。
堅苦しいイメージを脱ぎ捨て、温かいイメージをまとう

法律事務所のオフィスが持つ従来のイメージから抜け出したいと望まれていたとのことですね。その点をSPACEBASEはどのような方向で解きほぐされたのか気になります。
STAR法律事務所の従来の事務所は、ゴールドをポイントカラーとして使い、モールディングとブラックを活用したクラシックな雰囲気でした。
ブランディングのリサーチ過程で、私たちSPACEBASEはSTARの核心的価値である 「リボーン(Reborn)」の精神 を知りました。困難で一人では乗り越えがたい状況を、共に克服していくという意味を込めたものでした。結局のところ、STARが空間を新たに整えようとする理由も、華やかさを際立たせるよりは、堅苦しい法律事務所の雰囲気から抜け出そうとする意図 があるのだと理解するようになりました。そこで私たちは、「リボーン」の物語を空間に込め、全体的に温かい雰囲気を与えられるように つくりました。

STARの核心的価値である「リボーン(Reborn)」の精神から、空間のコンセプト叙事が企画された。
もう一つ興味深かった点は、STARのホームページでした。ホームページには成功事例をポスターのように構成し、誰もが気軽に近づけるようデザインされていたのですが、「新鮮で若い法律事務所」 という印象 を与え、魅力的だと感じました。そうした STARならではの独特な感性を、空間の中にも自然に溶け込ませようとしました。

STAR法律事務所のホームページには、成功事例をポスターのように見られるよう構成されている。(写真提供_STAR法律事務所)
STAR法律事務所オフィスの内装の主要なコンセプトを紹介してください。
全体的に「STAR」という単語に由来する象徴的な意味を込めて完成させました。その中で、人々に開かれた温かい空間を表現しようとしました。
「STAR」という名前から自然に 銀河と星のイメージ を思い浮かべました。 数多くの銀河の中から「リボーン・ギャラクシー」という名前の銀河を想像し、モチーフにしました。「輝く星が新しい方向を示し、温かく抱きしめてくれる存在」という物語を込めています。

STAR法律事務所プロジェクトのコンセプト叙事の一部。SPACEBASEはブランドにふさわしいコンセプトを探し求め、緻密な世界観を構築した。
緻密なコンセプト叙事が印象的です。このようなストーリーは、どのような過程で企画なさったのでしょうか。
今回のプロジェクトを企画しながら、「星」が持つ意味をたびたび思い浮かべました。きらめく星を思っているうちに、ふと『星の王子さま』の物語が浮かんできたのです。「そうだ、私たちも 星に暮らす誰かを助ける青年の物語 を空間に込めてみよう」というアイデアへとつながりました。

「STAR」という名前から思い浮かべた銀河と星のイメージが、コンセプトのモチーフとなった。
そうして誕生した人物の名前は アストラ です。ラテン語で「星」を意味する名前で、彼は「リボーン」という星で小さなカフェを営んでいます。夜遅くまで灯りの消えないそのカフェは、実は困難を抱える人々を見つけ出すための事務所だったのです。アストラは、宇宙の力を借りて困難に陥った人々を助ける存在であり、こうした物語を空間に象徴的なモチーフとしました。

コンセプトは、長い設計と施工の過程において重要な方向を定める役割を果たしてくれる。STARのオフィス空間にも、一貫したコンセプトとムードが込められている。
「星」というイメージとともに、その中に緻密なコンセプトとキャラクターを込めて、一つの叙事へと拡張しました。この物語はSTARの実際のサービスとも結びついています。STARが24時間リアルタイム相談を運営しているという点に着想を得て、いつでも助けを与えてくれる星の事務所というストーリーを完成 させました。
想像を現実へ、「リボーン・ギャラクシー」を空間に具現する

ローマの対称的な柱構造をモダンに再解釈したレセプション。古代ギリシャにおいて二本の柱は神殿の入口を意味し、対称的な柱は力と安定性を象徴する。
お話しくださったコンセプトが、空間からも自然に表れていますね。どのような方法で具現されたのか説明してください。
もちろん、想像のすべての要素を空間にそのまま込めることはできません。しかし、こうした コンセプトは設計と施工の過程で方向を定めてくれる「舵取り」の役割を果たしてくれるため重要 なのです。
今回のプロジェクトでは、神話の中の主人公がいる空間をモチーフに、ローマの対称的な柱構造をモダンに再解釈し、レセプションに適用 しました。ギリシャ・ローマ神話の中に登場しそうな柱構造を、現代的な視点で表現したのです。

空間の随所にラベンダーを植え、STARの主要な象徴性を表現した。
また、癒やしと純粋さを象徴するラベンダー を随所に植えました。STARのメインカラーである紫色をラベンダーで表しながら、コンセプト叙事と花言葉を結びつけて空間に表現しようとしました。
「事務所よりもカフェのような雰囲気」というニーズに合わせて、カフェバーのような空間を配置 しました。レセプションを過ぎて事務所へ入る中央に位置させ、コンセプト叙事の中でアストラが営むカフェを表現したのです。
最後に、「星の光」を表現するために丸みを帯びた形を活用 しました。丸みを帯びた扉の形、エレベーターホールの丸い床照明、そしてタウンホールとレセプションの上の半円のバリソル照明まで。全体的に丸みを帯びた形がやわらかくつながる空間の流れを完成させました。

全体的に丸みを帯びた形を活用して、「星の光」のイメージを空間に具現した。
共用として使われるカフェテリア空間を設計する際、最も重点を置いたポイントは何でしょうか。
専門のカフェと、オフィスで多くの人々が共に使うカフェテリアは、基本構造と動線が異なるため、「カフェらしい雰囲気」を具現するのは容易ではありませんでした。そこで私たちは、共用で使うスナックバーや冷蔵庫などをバーの壁の裏に隠し、全体的にカフェテリアよりも「バー」の形が際立つように構成 しました。

カフェテリア空間を設計する際に参考にしたイメージ
ホテルラウンジのムードとSTARのブランディングを適切に配置し、落ち着きながらも心地よい空間を演出しました。こうして業務空間の中でも、自然に休息と交流が調和する雰囲気のカフェテリア をつくろうとしました。

ミーティングゾーンは、色彩も構成も従来のオフィスとは異なる印象を与えますね。どのような方向で設計なさったのでしょうか。
ミーティングゾーンで最も重要だと考えた部分は、「会議室のように見えない会議空間」 でした。そこでカラーを多彩に使い、壁面には質感の強いファブリック素材を適用しました。椅子は造作ソファの形に構成し、テーブルランプを加えて、心地よくも上質な雰囲気を完成させました。

質感の強い素材の壁面と造作ソファ、テーブルランプなどを活用して、上質な会議室空間を完成させた。
STARは、内部の構成員と来訪者が自然に調和できる構造 を望みました。そのため、チームや小グループ単位で協業できるコワーキング空間とともに、カフェのように心地よい業務空間をつくりました。
同時に、機能的に活用できる座席構成を提案しました。カフェバーの手前に自由に活用できるビッグテーブル、協業が可能な空間、一人で集中できる半壁型の一人席まで。多様な方法で働ける座席を自然につなげて配置しました。

最後に、業務用の椅子は多様なカラーと形を適切にミックスして配置しました。途中に業務用の椅子ではなく心地よい椅子を混ぜて配置したのです。業務空間と休息空間が自然につながるバランスの取れた雰囲気 をつくりました。

多様なカラーと形で業務空間を構成し、来訪者と構成員が自然に調和できる構造をつくった。
今や法律事務所のオフィスも、整然とした机と相談テーブルだけでは十分でないかもしれない。顧客に信頼と心地よさをともに提供したいのなら、見栄えのよい内装を超えて、一貫したコンセプトと企業の哲学までを理解する細やかさが必要 である。
`SPACEBASEは、空間を単に「飾る」のではなく、企業のメッセージが自然に宿る場所にすることに集中している。 `今回は主要なニーズと悩みを把握し、核心となるコンセプトを企画する過程を紹介した。次回の投稿では、各空間がどのような方法で具現されたのか、法律事務所オフィスの内装に新しい感覚を加えた物語を詳しくお伝えする。SPACEBASEブログの次の物語にもご期待いただきたい!
*写真・デザイン提供_SPACEBASE
信頼と心地よさを提供する「法律事務所オフィスの内装」、SPACEBASEと共に考えてみませんか!
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